幸福について

何の予備知識も無しに、福田恆存先生の『私の幸福論』を読んだ。「十六 家庭の意義」のところで、ハンパない熱量を感じた。あくまでも個人的な見解だ。「十六 家庭の意義」の項は、それまでの項目とは違いギアが上がったような…平易な言葉でありながら、圧すら感じる勢いに感じた。と同時に、この感覚は置かれている立場によって違うのかもしれないとも感じた。他の項目でこのように感じる方もいるかもしれないし、もう一度読むとまた違った箇所でこのような「圧」を感じるのかもしれない。偉そうなことを言うようだが、あくまでも、ここに書かれているのは福田恆存先生の幸福論だ。ある人にとっては正解かもしれないし、そうでないかもしれない。何度も何度も読んで指標とするも良し、だ。

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