ストーリーか、ナラティブか。

ビジネスの現場では、スートーリーという言葉が良く使われる。新規事業立ち上げの時など、筋の良いストーリーだとか、ストーリーテリングだとか…新規事業に少しは携わった身なのだが「ストーリー」とか言われると、どうも苦手だ。無意識のうちに格好良く見せようとして、辻褄が合わないというか、何を言っているのかわからなくなってしまう(そもそも、このような人は新規事業には向いていないのだろうが)。この辺り、感覚的にどうなんだろうと思っていたところ、最近読んだ『ナラティブカンパニー』(本田哲也さん著作・東洋経済新報社)には「ストーリーは会社起点であり、ナラティブは社会起点である」と書かれていた。また「「ストーリーは企業からの一方通行な物語だが、ナラティブは社会で共有される物語だ」とも。私自身もビジネスにおける『物語』は、本田さんがおっしゃている「ナラティブ」の方がしっくりくる(ストーリーが、ナラティブが、良いとかわるいとかではなく、しっくりくるのである)。ストーリーよりナラティブの方が、無骨に取り組むネイティブな感じが良い(興味がある方は『なラティブカンパニー』をご一読ください)。

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